館内のそこかしこに飾られた野花は、
わたくしどもが前の年から祈りをこめる想いで育てた花でございます。
「一日でも長く咲いて、美しい姿を見てもらえるように」と、
毎朝、女将が真心こめてしつらえ、ていねいに手入れをしています。

あざやかな花はできるだけ控え、野花ならではの優しい色味を大切に活ける。
花器や掛け軸などの装飾品と調和させることも忘れずに。
「少し物足りないくらいが心地いい」との心得のもと、
楚々としたたたずまいをかなえた花あしらいが、深い癒しを届けます。